ムンキまつり


7月7日日曜日は、イベント「ムンキまつり」を開催しました。


ムンキとはフィンランド語でドーナツのこと。生地には、フィンランドの菓子パンではおなじみカルダモンが練り込んであるためほんのりスパイシーな香りが特徴です。

じつは、スタッフとはすいぶん前から一日中ひたすらドーナツを揚げてむしゃむしゃと頬張ってもらうような、いってみれば文化祭の屋台みたいなイベントをやりたいねと話してはいたのですが、それがとうとう今回このようなかたちで実現した次第。

七夕にしてはあんまりな空模様ではありましたが、常連のお客様、匂いにつられてふらりと立ち寄ってくださった方、元スタッフなど予想以上にたくさんのお客様(なかにはフィンランドから旅行中のご家族も!)にご来店いただきワイワイとにぎやかなイベントになりました。ご来店いただきました皆様、心よりありがとうございます。

当日は、早朝よりスタッフのお子さんも装飾係として参加してくれ、イメージ通り甘酸っぱい文化祭らしさが完成。黒板担当は、スタッフのみぽりん画伯。

また、店内にはPieni Kirjakaappiさんによるフィンランドの小さなえほん屋さんも登場。トーヴェ・ヤンソンやマウリ・クンナスはじめ、日本ではなかなか手に入らないフィンランドの絵本もたくさん並び展示販売されました(こちらは7月いっぱいくらいまで引き続き展開中)。ちなみに、Pieni Kirjakaappiさんの正体はmoiのスタッフのひとりです。

今回ご用意したムンキは「プレーン」「シナモンシュガー」、それに自家製のあんずジャムを入れた「ジャム入り」の3種類をご用意しました。

 ムンキ部隊には、頼りになるキッチンスタッフのほか、フィンランド家庭料理の研究家である西尾ひろ子さん、さらに創作和菓子ユニットSavotta?のみっちゃんも参戦してmoi史上最強の陣容となりました。随時揚げたてを提供できたのは、まさにこのメンツが揃ったからこそ。しかも、西尾さんもみっちゃんもみずから名乗りを上げて参加してくださったのが本当にうれしかったです。

イベント終了後、ぼくもようやくひとつ食べることができたのですが、これは本当に掛け値なしにおいしいムンキでした。お客様が、その場でおかわりしたり、また追加でお土産も買ってくださったりしていたのも納得。

お客様、そして当日参加してくださったメンバーふくめ、これまでの時間から生まれたサークル(輪っか)のような、その意味でまさにドーナツのようなドーナツのイベントとなりました。よい思い出ができてしあわせです。


Photo/T.Harada、E.Yokota、Y.Iwama

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