なんと、モイのシナモンロールが小説になりました。
実在するカフェや喫茶店を舞台に短編小説を執筆されている市野真愉さんの「待ち合わせはシナモンロールと」がそれです。
「本物のシナモンロール」の記憶が、母と娘との関係を淡く濃く浮かびあがらせて読むひとの心を静かに波立たせます。ほんのり苦くて、切なくて、そしてまた小さな粒砂糖ほどに甘い物語。
実際、モイには母娘のお客様もよくいらっしゃるのですが、友達のようであったり、ときになにかの拍子に立場が逆転したりと、その関係は独特でカウンター越しに眺めて微笑ましく感じることも少なくありません。いつの日か、たしかにそんな光景を目にしたような錯覚にとらわれながら、ぼくはこの市野さんの小説を読まさせていただきました。なにより、モイとモイのシナモンロールをこんな風に人生の「伴奏者」のように描いていただけたことがうれしいです。
小説は、市野真愉さんのブログ「ほっと一息 カフェ文庫」にて全文公開されていますので、ぜひお読みいただければと思います。また、少しだけ無料の小冊子も当店にてお預かりしておりますのでぜひ。
市野真愉ブログ「ほっと一息 カフェ文庫」〜「待ち合わせはシナモンロールと」
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